2006年02月12日

ネイティブスピーカーは訛(なま)っている

英語教材の宣伝文句でよく「ネイティブスピーカーが勧める...」とか「ネイティブスピーカーが実際によく使う...」とか「あなたもこれでネイティブスピーカーに近づける...」というのをときどき見掛ける。なんだか「ネイティブスピーカー」になることが暗黙で目標にされてしまう感じでままならない。ネイティブスピーカーになるのはバイリンガルや通訳になることともちょっと違う。日本人の大多数の人々が目指すべき目標は「インターナショナル・イングリッシュ」だと思っている。

ネイティブスピーカというのは、英語圏で生まれ育ち、英語を第一言語として成長してきた人々である。大抵の場合ネイティブスピーカーは訛りをもっている。そしてその人がしゃべる英語がもっとも標準的だと思っていることもままある。実際、アメリカ、イギリス、オーストラリア、アイルランドなどなど、英語のしゃべり方が全然違うし、言い回しにも差がある。たとえばアメリカの場合などは、アフリカ系アメリカ人と白人では英語は英語でも同じ言葉をしゃべっているとは思えない。大阪弁と東京弁みたいに各地方によっても、年代によっても異なることもある。

実際のところ今日本人が標準の英語と考えているのは「白人系アメリカ人のしゃべる英語」という場合が大半をしめていると思う。けれどこれを体得し自己満足できるできるレベルになるのは並大抵のことではできない。不可能かもしれない。国際会議やテレビで同時通訳をなさるツワモノの先生たちでさえ、やっぱりネイティブスピーカーと比べてしまうと英語の発音にはその差がけっこうある。(もちろんそういった先生たちは、聞き取りは完璧だしいろんな知識や訓練で身に着けていることはもう大尊敬するばかりですが。)

ちょっと落ち着いて考えてみると、世界には「英語を第2言語」として話す国々もたくさんあることに気付く。その人たちはやっぱり私たちと同じで、ネイティブスピーカーが話すような「あこがれの英語」は全然しゃべれはしない。もしあなたが「英会話をできるだけ少ない労力で短い時間で身に着けて、その効果や自分への恩恵をできるだけ多く受けたい」と思うなら、「英語を第2言語として話す外国人」をさがして実際その人がどれくらい英語がしゃべれるかを理解してみてはいかがでしょうか?その人がそのままあなたの目標になる可能性もありますし、思っていたよりも英語習得のハードルはそんなに高くないと実感できるかもしれませんよ。

わたしが目標としているのは英語を第2言語とした「インターナショナル・イングリッシュ」。いろんな人とコミュニケーションして何か一緒にやったりして、そこから得られる経験がわたしにとってかけがえのない恩恵。
posted by あるじ at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | じぇんぐりっしゅ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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